家を建てるべき年齢は何歳?中央値や平均年齢はいくつか、家を買ってはいけない年齢はあるのか解説

家を建てるべき年齢は何歳?中央値や平均年齢はいくつか、家を買ってはいけない年齢はあるのか解説

将来的な資産形成も考慮し、なるべく早いうちに家を建てておきたいと考える方は少なくありません。

しかし、「何歳までに建てるべきなのか」「家を買ってはいけない年齢はあるのか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、家を建てるべき年齢は何歳なのか、平均値や中央値を解説します。

家を建てるタイミングの決め方も紹介するので、ぜひ最後までごらんください。

コラムのポイント
家を建てる、購入する年齢の中央値(ボリュームゾーン)は30代で、平均年齢は38〜42歳です。
家を建てるタイミングでお悩みの際は、住宅ローンの完済時期から逆算するほか、ライフイベントや年収を考慮して判断しましょう。
家を建てるべき年齢や建ててはいけない年齢はないため、マイホームが必要になった段階で購入を検討してください。

家を建てる年齢の中央値と平均

家を建てる年齢の中央値と平均

家を建てる年齢の中央値と平均は何歳なのか、国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査」を参考に紹介します。

まず、新築注文住宅と分譲戸建住宅を購入した世帯主に関し、年代別の割合を表にまとめました。

種類30歳未満30代40代50代60代以上
新築注文住宅13.2%43.7%18.6%10.1%14.0%
分譲戸建住宅14.3%43.8%26.7%8.1%5.0%

〈参照〉国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書」

もっとも多い世代は注文住宅・分譲住宅ともに30代で、次いで40代が多い点も変わりません。

また、注文住宅・分譲住宅のどちらも、30歳未満で購入している割合が13〜14%ほどあり、若い世代の住宅購入もめずらしくないことがわかります。

加えて、それぞれの平均年齢は次の通りです。

種類平均年齢
新築注文住宅42.1歳
分譲戸建住宅38.8歳

〈参照〉国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書」

これまでのデータをまとめると、家を建てる年齢の中央値と平均は次の通りとなります。

  • 家を建てる、購入する年齢の中央値(ボリュームゾーン)は30代
  • 家を建てる、購入する年齢の平均は38〜42歳ほど

20代で家を建てる人もめずらしくありませんが、30代以降で本格的に検討するケースが多いと考えられます。

「20代で家を建ててもいいのか」と気になっている方は、こちらの記事もあわせてごらんください。

〈関連ページ〉20代でマイホームは後悔する?購入を後悔してしまう理由と対策とは

家を建てるタイミングの決め方

家を建てるタイミングの決め方

家を建てるべきタイミングでお悩みの際には、次の3つを考慮してみましょう。

住宅ローンの完済時期から決める

家を建てるタイミングを決める際には、住宅ローンの完済時期から逆算することで、無理のない資金計画を立てやすくなります。

ちなみに、国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査報告書」によると、住宅ローンの返済期間と年間返済額の平均は次の通りです。

種類返済期間年間返済額
注文住宅(住宅建築)33.9年144.8万円
注文住宅(土地購入)35.6年144.8万円
分譲戸建住宅30.9年132.1万円

〈参照〉国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書」

このデータから分かる通り、平均して30〜35年ほどの返済期間で、年間約130〜145万円の金額を返済することとなります。

そのため、仮に65歳で定年退職を迎える場合、返済期間が35年であれば、30歳で家を建てることで退職までに返済が完了します。

定年退職後は安定して収入を得ることが難しくなるため、老後の生活に安心感を持ちたい方は、退職前のローン完済を想定して家を建てましょう。

ライフイベントを考慮して決める

結婚、出産、進学などのライフイベントは、家を建てる大きなきっかけになります。

  • 結婚後にパートナーと暮らす新たな場所を決めたい
  • 子どものための教育環境を考慮して家を建てたい
  • 子どもの入園・入学のタイミングに合わせて転校を避けたい

上記のようなニーズを叶えるためには、それぞれのライフイベントのタイミングで、マイホームの購入を検討しましょう。

ここで重要なのが、家の間取りに可変性を持たせておくことです。

家族構成が変わって部屋数が足りなくなる、ライフスタイルが変わるなど、将来的な変化も見込んだ間取りにしておくことで、より長く快適に暮らせます。

可動式の間仕切りを設置するほか、多目的なスペースを作っておくと安心です。

年収に応じて決める

家を建てる際には、金銭面が不安の種となるケースが多いため、年収の変化に合わせてタイミングを決めるのもおすすめの手段です。

収入が上がれば、それだけ余裕をもってローンを返済できるため、家を建てるタイミングとして最適と言えます。

住宅の種類別に見る世帯年収の平均については、以下をごらんください。

種類平均年収
注文住宅(全国)907万円
注文住宅(三大都市圏)1,042万円
分譲戸建住宅851万円

〈参照〉国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書」

平均年収となると高くなりますが、ボリュームゾーンがあるのは600〜800万円未満のため、家を建てる年収の一つの目安としましょう。

こちらの記事では、年収400万円だと住宅ローンはいくらになるか解説しています。

〈関連ページ〉年収400万なら住宅ローンはいくら?無理なく返せる額をシミュレーション付きで解説

年代別に見る家を建てる際の注意点と対策

ここからは、家を建てる際に注意しておきたいポイントとその対策について、年代別に解説します。

20代で家を建てる際の注意点

20代で家を建てるとなると、初期費用の高さや住宅ローンの返済が負担となる恐れがあります。

家を建てるために融資上限額いっぱいまで住宅ローンを借りてしまうと、毎月の返済で生活が苦しくなるため、無理のない額に抑えて家を建てましょう。

また、将来の家族構成やライフスタイルの変化まで考慮し、可変性・柔軟性のある間取りにすることをおすすめします。

30代で家を建てる際の注意点

30代で家を建てる際には、住宅ローンの返済期間について注意しましょう。

仮にローンの返済期間が35年の場合、30歳で家を建てなければ、65歳での定年退職内に完済できません。

35歳以上で35年ローンを組んだ場合、70歳を過ぎてからもローンの返済が生じます。

退職後の返済負担をできる限り抑えるためには、頭金をなるべく多く用意しておくと安心です。

40代で家を建てる際の注意点

40代で家を建てる場合、定年を迎えてからの返済計画も含めて、資金計画を慎重に行いましょう。

40代の場合、返済期間が比較的短くなることから、毎月の返済負担が増えやすくなります。

そのため、お子様の進学費用や老後資金なども十分に考慮した上で、ローンの借入額を抑えておくことをおすすめします。

定年前に完済するにはどう計画するべきか、住宅ローンアドバイザーや​ファイナンシャルプランナーなどに相談しながら決めましょう。

バリーズでは、家づくりの資金計画からサポートしており、住宅ローンアドバイザーが適切な借入額や金利などを提案しています。

気になる方はこちらからお問い合わせください。

50代で家を建てる際の注意点

50代で家を建てる際には、借入期間が非常に制限されることとなるため、毎月の返済額が多くなる点に注意しましょう。

住宅ローンの多くは、80歳までには完済する設定となっているので、50代後半で借りた場合には20年ほどしか返済期間がありません。

35年ローンと比較して10年以上返済期間が短くなるので、月々の負担は自ずと高くなってしまいます。

そのため、頭金をできる限り多く準備してローンの負担を抑えるだけでなく、年金収入の活用、貯金の取り崩しまで含めて、返済計画を立てましょう。

60代で家を建てる際の注意点

60代で家を建てる場合、住宅ローンが利用できない場合もあるため注意が必要です。

しかし、住宅ローンを利用せずに自己資金でまかなった場合、医療費や介護費、生活費などを圧迫してしまうリスクも少なくありません。

老後資金とのバランスを十分に考慮し、自己資金で無理なく払える金額はいくらか算出した上で、マイホームの建築を検討しましょう。

家を建てるべき年齢に決まりはない

家を建てるべき年齢に決まりはない

家を建てる年齢のボリュームゾーンは30代、平均年齢は38〜42歳ですが、これはあくまでも統計上の数字であり、家を建てるべき年齢に決まりはありません。

重要なのは、家を建てたい時に建てることです。

「家を建てるのは◯歳以降にしよう」と無理にタイミングをずらす必要もないので、「マイホームが必要だ」と思ったタイミングで、住宅の購入を検討しましょう。

家を買ってはいけない年齢はあるのか

家を買ってはいけない年齢はあるのか

家を建てるべき年齢に決まりがないのと同様に、家を買ってはいけない年齢もありません。

しかし、先にも解説した通り、50代、60代で家を建てるとなると、住宅ローンの返済期間が短い、あるいは借りられないリスクもあるので、家を購入するかどうかは慎重な判断が必要です。

また、「20代で家を建てても大丈夫か」と不安に思う方も多いですが、資金計画を適切に行うことで、20代でのマイホーム購入も難しくありません。

バリーズでは、住宅・家具・照明・カーテン・インテリアコーディネート代などをすべて含んだワンプライス制の家でありながら、2,000万円台で家づくりが可能です。

バリーズの「暮らしを買う」家づくりが気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

マイホームを建てるべき年齢・買ってはいけない年齢は、とくに決められていません。

しかし、適切に資金計画を行わないと、住宅ローンの返済で苦しむ恐れもあるため注意が必要です。

バリーズでは、住宅・家具・照明・カーテン・インテリアコーディネート代などすべて込みで2,000万円台〜の家づくりを叶えているほか、住宅ローンアドバイザーによるサポートも充実しています。

「そろそろ家を建てたい」とお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

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