家を買う時代は終わった?実際の持ち家率やそれでも家を買うべき理由まで解説

家を買う時代は終わった?実際の持ち家率やそれでも家を買うべき理由まで解説

住宅価格の高騰や金利上昇、ライフスタイルの多様化を背景に、「家を買う時代は終わった」という意見も耳にするようになるなど、マイホームに対する価値観は確かに変化しつつあります。

しかし実際のデータを見ると、持ち家率は30年間ほぼ横ばいで推移しており、家を買う人が急減しているわけではありません。

本記事では、「家を買う時代は終わった」と言われる理由と実態、そして家を買うメリットや費用を抑えるポイントまで詳しく解説します。

コラムのポイント
・住宅価格・建築費の高騰や金利上昇、実質賃金の低下により、家を購入するハードルは以前より高まっています。
・総務省の統計によると、持ち家率は約60%で30年間横ばいが続いており、「マイホーム離れが急速に進んでいる」とは言いにくい状況です。
・住宅ローン減税や補助金の活用、セミオーダー住宅の選択など、工夫次第でコストを抑えながらマイホームを実現することも難しくありません。

「家を買う時代は終わった」と言われる理由

「家を買う時代は終わった」と言われる理由

「家を買う時代は終わった」と言われる背景にある、主な理由をご紹介します。

住宅価格・建築費の高騰で家を買うハードルが上がった

住宅価格・建築費の高騰は、持ち家離れの大きな要因の一つです。

例えば、全国の戸建住宅価格指数を見ると、2020年1月の101.9から2025年12月は121.9へ上昇しており、この5年ほどで価格水準は約2割上がりました。

時点戸建住宅指数2020年1月比
2020年1月101.9 基準 
2023年12月117.3 +15.4ポイント 
2024年12月118.4 +16.5ポイント 
2025年12月121.9 +20.0ポイント 

〈出典〉不動産価格指数(住宅)|国土交通省

※この指数は2010年平均を100としたもので、実際の販売価格そのものではありません。

全国的に戸建ての値上がり傾向が続いているため、家探しでは以前より予算に余裕が必要になる状況となりました。

これにより、家を購入するハードルが上がってしまっていると考えられます。

住宅ローン金利の上昇と実質賃金の低下で費用面の不安が増えた

「家を買う時代は終わった」と言われる背景には、住宅ローン金利の動向も見られます。

日本では超低金利環境の見直しが進み、金利上昇が住宅ローンに与える影響への関心が高まってきました。

また、賃上げの動きがみられるなかでも、物価上昇が賃金の伸びを上回る局面が続いており、実質賃金はマイナスとなることで生活のゆとりを実感しにくくなっています。

この状況下では、住宅の購入が慎重になるのも無理はありません。

「みんなが住宅ローンをいくら払っているのか知りたい」という方は、こちらの記事もごらんください。

ライフスタイルが多様化した

ライフスタイルが大きく変化してきたのも大きな要因の一つです。

かつては、長期雇用を前提に同じ地域で暮らし続ける人生設計が一般的でした。

一方で現在は、多様な働き方の広がり・転職市場の活性化・単身世帯の増加などにより、住まいに求める条件も人によって大きく異なります。

その結果、必ずしも早い段階で住宅を購入する必要はないと考える人は少なくありません。

所有ではなく利用が重視されることが増えた

住まいに対する価値観は、「所有すること」から「必要に応じて利用すること」に一部で変化しつつあります。

その影響により、二地域居住や多拠点的居住、シェアハウスなど、住まいの選択肢は確実に多様化しニーズを強めてきました。

こうした変化は、マイホームの必要性を一律に弱めるものではありませんが、「家を持つことだけが正解ではない」という認識を広げる一因になっています。

【データで確認】持ち家率は実際に減っているのか

【データで確認】持ち家率は実際に減っているのか

「家を買う時代は終わった」という声も聞かれますが、実際に持ち家率は減っているのでしょうか。

総務省「令和5年住宅・土地統計調査」によると、2023年時点の持ち家住宅率は60.9%(3,387万6千戸)を記録しました。

1993年以降、30年間にわたってほぼ60%前後で横ばいが続いています。

つまり、「家を買う時代は終わった」という声が広まる一方で、全国的な持ち家率は30年間ほとんど変わっておらず、実態としてマイホーム離れが急速に進んでいるとは言いにくい状況です。

地域差や世代間の意識の変化はあるものの、実際に家を買う人が急速に減っているわけではないといえます。

〈出典〉令和5年住宅・土地統計調査 調査の結果|総務省 統計局

「家を買う時代は終わった」と言われても家を買うべき理由

「家を買う時代は終わった」と言われても家を買うべき理由

「家を買う時代は終わった」という声が増える一方で、住宅購入には賃貸にはないメリットが多く存在します。

ここからは、家を買う理由について改めて整理してみましょう。

老後に家賃がかからない

賃貸住宅に住み続ける場合、老後も毎月の家賃負担が続きます。

一方で持ち家は、住宅ローンを完済すれば家賃のような大きな固定支出がなくなり、住居費を比較的抑えやすいのがメリットです。

もちろん、固定資産税や修繕費、マンションであれば管理費・修繕積立金などはかかりますが、それらを考慮しても老後の家計設計を立てやすいと考えられます。

ローン完済後は家が資産になる

住宅ローンを完済した自宅は、居住のための拠点であると同時に、資産となるのも大きな魅力です。

売却によって資金化できたり、条件によっては賃貸活用やリバースモーゲージ(自宅を担保にお金を借りられる仕組み)などにつなげられるケースもめずらしくありません。

しかし、住宅の資産価値は立地・建物の状態・築年数などによって変動するため、「必ず値上がりする資産」ではない点に注意しましょう。

自分好みの空間・間取りで暮らせる

賃貸住宅では原状回復の制約があるため、大きなリフォームや間取り変更はなかなかできません。

一方持ち家であれば、家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、リビングの拡張や収納の追加、水回りの設備更新などを進めやすく、住み心地を高めやすいのがメリットです。

間取りや動線、設備仕様を暮らし方に合わせて計画したい場合、マイホームを持つことはおすすめの選択肢といえます。

補助金・税制優遇を活用すれば実質負担を軽減できる

住宅を取得した場合、税制優遇や補助制度を活用できる場合があります。

例えば「住宅ローン減税」では、住宅ローンを利用して住宅の新築・取得・増改築などを行った場合に、年末のローン残高の0.7%が所得税等から最長13年間控除されます。

また、「みらいエコ住宅2026事業」では、省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームに補助金が交付されるため、「費用面が気になって家の購入を悩んでいる」という方にもおすすめです。

補助金についての詳しい情報は、こちらよりごらんください。

費用を抑えながらも家を買うためのポイント

費用を抑えながらも家を買うためのポイント

選び方とプランニング次第で、予算の無理なくマイホームを実現することは十分可能です。

「家を買いたいけれど、予算が心配」という方に向け、コストを賢くコントロールする方法を解説します。

フルオーダーではなくセミオーダーを検討する

注文住宅には大きく分けて、設計をゼロから行う「フルオーダー」と、あらかじめ用意された間取りや仕様をベースにカスタマイズする「セミオーダー(規格住宅)」があります。

フルオーダーは自由度が高い反面、設計費用や工期が増えてコストが膨らみやすい傾向があるのがデメリットです。

一方、セミオーダーであれば人気の間取りや仕様が標準化されているため、設計・施工の効率が上がりコストを抑えやすくなっています。

費用を抑えながら家を購入する際には、「こだわりたい部分だけカスタマイズする」という考え方で、費用と理想のバランスを取りましょう。

家具付き住宅を選ぶ

家を購入する際にかかるのは、建物の本体価格だけではありません。

住宅購入後に意外と負担が大きいのが、引越し後の家具・家電の購入費用です。

ダイニングテーブルやソファ、照明など一式を揃えると、予想以上に費用が膨らんでしまうケースもめずらしくありません。

しかし家具付きで販売されている住宅であれば、必要なアイテムが最初から揃った状態で新生活をスタートでき、住宅ローンに家具費用を組み込むことも可能です。

バリーズでは、無理のない資金計画を提案するだけでなく、おしゃれな家具・インテリア付きの家を提供しています。

バリーズの家づくりに関しては、こちらより詳細をごらんください。

【チェックリスト】持ち家・賃貸の判断基準

【チェックリスト】持ち家・賃貸の判断基準

持ち家・賃貸のどちらにするべきかお悩みの際には、以下の条件にどれほど該当するかチェックしてみましょう。

  • 今の地域にこれからもしばらく住みたいと思っている
  • 転勤やライフスタイルの変化で、近いうちに引っ越す可能性は低い
  • 間取りや内装を自分たちの暮らしに合わせて整えたい
  • 住まいの設備や使い勝手にこだわりたい気持ちがある
  • 住まいを自分の資産として持ちたい
  • 住み替えを繰り返すより一つの住まいに腰を据えたい

上記のうち「はい」と答えられるものが多い場合、賃貸よりも持ち家が向いていると言えます。

逆に、「はい」と答えられるものが少ない場合は、賃貸のほうが今のライフスタイルに合っている可能性があります。

持ち家か賃貸かの選択に正解はなく、大切なのは暮らし方や将来のビジョンに合った住まいを選ぶことです。

まずは現在のライフスタイルや将来計画をご家族でじっくり話し合い、後悔のない選択をしましょう。

まとめ

「家を買う時代は終わった」という声が広まる一方で、持ち家率の実態はほぼ変わっていません。

マイホームを持つことには、老後の安心感や資産形成、カスタマイズ性の高さなど、賃貸にはない魅力が多くあります。

費用面の不安についても、セミオーダーや補助金の活用で賢くコントロールすることが可能です。

ご自分のライフスタイルや将来設計に合った住まいの選択をすることが重要なので、今回の内容を参考に、納得のいく住まい選びを進めてみましょう。

バリーズの家は、25坪1,800万円台(税抜)〜と手頃な価格でありながら、家具・内装・インテリアコーディネート・照明・生活雑貨まで含めたワンプライス制です。

家計への負担を軽減しつつマイホームを手に入れたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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